「あの人、いつも逸材な返しをしていてすごい。」
「ユーモアがある会話してる●●さんって面白いな。」
そう思えるような会話センスを感じるような人が、周りには何人かいると思います。
「自分も会話センスを磨きたいけど、どうすればいいのか…。」と悩んでいる方もいるはず。
そこで、今回は芸人から学ぶ会話センスの上達の仕方をお伝えいたします。
なぜ芸人さんはセンスの良いコメントをバシッと返していたり、逸材なコメントが出来るのでしょうか?
芸人の方と同じレベルまでの上達は難しいですが、少しでもユーモアになれるよう学んでいきましょう。
会話センスって何なのか

そもそも会話センスとはなんでしょうか?
具体的な定義はないので、感覚的なものになりがちです。
「面白い人?」「楽しい会話ができる人?」「何でも返しが上手い人?」
僕の中では会話センスがある人というのは、【ユーモア】がある人だと思っています。
会話によって人の心を和ませたり、上品なトークで笑いを誘うような感じのイメージでしょうか。
ここでは、会話センスがある人=ユーモアがある人とさせていただきます。
ユーモアな人には共通点があります。
それは、「幅広い角度からの知識を持ち、相手の言いたいことの要約が上手く、柔軟に対応できる」という点です。
会話が上手い人は同じく上記のような能力を持ち合わせている人が多いですね。
会話が上手な人は、余裕を持って広い視野から発言をすることが出来るので、必然的に的を得ているような発言ができます。
そして色々な角度から物事が見られるからこそ、想像力が磨かれていきユーモアのある発言を発することができる訳です。
どうやって会話センスは身につければいいのか

今までの常識にとらわれずに物事を考えることが重要です。
1つの面から物事を捉えるのではなく、多方面から見ていけるようにしなければいけません。
①吸収力を身につける
物事に関心を持ち、吸収していく力がある人は会話センスがついていきやすいです。
自分の興味がないことには一切関心がないと、自らの知識に偏りが出てきやすいということが言えます。
会話センスを発揮するためには、幅広い角度からの知識を持っている必要があるので、物事や人に関心が持てない場合厳しいかもしれません。
それでも身近なことを吸収し、普段の会話と結び付けられるように練習すると良いでしょう。
オススメの方法として、気になったことはすべてスマホにメモしておき、後でWikipediaなどで調べるやり方があります。
「最低10個調べよう!」などと目標を立てておくと強制的に知識の輪が広がっていきます。
どうしても何も思いつかない場合は、ネットのまとめニュースやTwitterのトレンドを見たりするのもGOODです。
お笑い芸人のコロッケのモノマネは映画からヒントを得ている
余談ではありますが、お笑い芸人のコロッケさんは、映画からインスピレーションをもらっているようです。
有名なネタ【ロボット五木ひろし】も、映画:ロボコップを見ているときに、「五木ひろしがやったら面白そうだ!」と一切関係ないもの同士をセンスで結び付けています。
日常のさまざまな出来事に関心を持つようにすればアイデアがいずれ浮かんでくるでしょう。
②多くの人と主体的に関わる
やはり、色んなタイプの人と話すことからさまざまな価値観を得ることも重要です。
そしてただ会話をするだけではなく、主体的に話を振ったりできるように会話をしてみましょう。
相手と会話を続けたり、盛り上げたりするためには、相手の立場に立って考える必要があります。
その中で「どうすれば笑ってもらえるか?」と考えていく中で、相手の言いたいことや考えていることを予想するようになります。
回数を重ねていくと、相手の言いたいことを要約できることは容易になってきます。
そうすることで、会話で相手が欲しているものを提供することが出来るので会話のセンスも上がっていきます。
人と話すのを億劫に思わず、積極的に人と接する時間を作っていきましょう。

③お笑い芸人から学ぶ

芸人さんは、トークのスペシャリストです。
芸人の中には会話センスが高く、ユーモアな人も多い印象ではないでしょうか?
具体的に一番勉強になると思うのは、動画を見て研究することです。
「人志松本のすべらない話」の動画を見る
YouTubeなどで調べてみるといくつか見ることが出来るでしょう。
この番組は限られた時間で、面白いことを話して笑わせなければいけません。
そんなプロである芸人さんの会話を参考にして、どのように話を盛り上げ、オチに繋げていたのかを考察しながら見ると非常に勉強になります。
特に「人志松本のすべらない話」は、【短時間でまとめてオチをつける】というのをひたすら繰り返す番組です。
ユーモアがある人は、「どんなワードをチョイスしているのか?」「どういう例えをしているのか?」などを気にしながら見てみることを強くオススメいたします。
落語を聴く
若者だと、あまり馴染みがないですが【落語】はユーモアに溢れています。
だからこそ幅広い年代で好かれ、今も昔も愛されているのです。
色々な【落語】を聴いてみるのも会話センスを上げるために有効だと言えます。
ハライチ【澤部佑】から学ぶセンスとは

ハライチの澤部佑さんの事例を見ると、センスとは生まれつきのものではなく後天的に得られるものだと思えます。
インタビューでハライチの澤部さんの相方である岩井さんが【澤部さんを分析した内容】について語られています。
記事自体めちゃくちゃ面白いので、出来れば全文読んでほしいです!!
⇒「総合力で澤部に勝てる芸人はいない」ハライチ岩井勇気の相方論
このインタビューで、岩井さんは澤部さんがなぜユーモアのある返しを常に出来るのかを分析しています。
一部インタビューの内容を抜粋して載せました。
岩井 澤部の返しや振る舞いやリアクションのパターンって、ほとんどがどこかで見たことあるものなんですよ。いや、全部と言ってもいいかな。とにかくあいつは、どこかで見たものを吸収してアウトプットするのがうまい。
――岩井さんがそれに気づいたのは、いつ頃なんでしょう?
岩井「小学校で初めて同じクラスになったとき、澤部の言うことにはセンスがあって、同世代のお笑い観ではありえない域にいました。だから俺は「こいつのセンスを超えたい」と思って頑張っていたくらいで。でも大人になってラジオをレギュラーでやるようになってわかったんです。俺はその頃初めてほかの芸人の番組を聴くようになったんですけど、澤部は小学校の頃から深夜ラジオを聴いていたんですよね。そこで得たワードとかお笑い観を吸収して俺らに出していたのが、同世代で聴いているヤツなんかいないからバレてなかっただけ。そのことを芸人になってからも、しばらくはわかってなかったんです。
だからしばらくの間、テレビに出るようになってインプットとアウトプットがうまくなっていく澤部を見ていて、「昔は違ったのにな」と思っていました。でも「あぁ、そういうことか」と。「こいつの受け売りはあの頃もう始まっていたんだ」ってわかっちゃって。
とにかく、インプットしたことをアウトプットしています。
お笑いについて興味を持ち、多くの知識を吸収してそれを実践の会話に落とし込んでいっている訳ですね。
重要なのは、インプット。
インプットなくして、アウトプットはあり得ません!
ハライチの澤部さんを見習うことが会話センスの上昇のカギであると僕は感じています。
内向的や内気でも会話センスは伸ばせる

「自分は恥ずかしくて、会話センス以前に話すのが苦手だ…。」という人も大丈夫です。
芸人さんでも、普段暗くてコミュニケーションが下手な人はたくさんいます!
テレビではすごいセンスを感じる多くの芸能人が根暗だと公言しているのです。
下記の人たちはみんな、普段は暗い人ばかりだというから驚き…。
・ダウンタウン 松本&浜田
・爆笑問題 太田
・千原ジュニア
・ナイナイ 岡村
・オリラジ 中田
・オードリー 若林
・ピース 又吉
・ハリセンボン はるか
・フットボールアワー 岩尾
・タカアンドトシ タカ
自分の努力次第で、会話センスは磨かれていきます。
「もう遅い…。」と諦めずに全力でユーモアのある人を目指していきましょう!
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